昨日のハトプリ

まあ、昨日のハトプリは久しぶりにコミカルな回でした。しかも、えりか回。初回以来のえりかの悪いところ、だらしないところ、変顔が余すところなく収録された、えりかマニア垂涎の回ではないでしょうか。
コフレは大事なパートナーであるえりかが日頃一緒に戦ってくれることに何か感謝を表したいと悩みながら家の周りをふわふわ漂っております。と、片付けられない女えりかがコフレを急に呼びつけ有無を言わせず自分の部屋で変身。単独変身もレアなら自宅の自室での変身。これは類を見ないのでは？
変身後すぐにマリンタクトを取り出すや、部屋でブルーフォルテウェーブ発動、という寸でのところでコフレに止められ、「砂漠の使徒はどこでしゅか？」と問い詰められます。
よくよく聞くと、部屋を散らかしたことで親に怒られおやつ抜きのえりかが、マリンタクトの浄化作用で部屋を浄化しようという、公私混同も甚だしい、しかも効果のほども不明瞭な目的を口にします。しまいには美顔ローラー的に顔をコロコロし始めます。コフレもコロコロされ「これで毛並もつやつや・・・ってそんなわけないでしゅ！」と華麗にノリツッコミ。怒ったコフレは、えりかに説教をしますがえりかはどこ吹く風、キュアマリン姿のままベッドで寝始め変身解除となります。世に言う「寝落ち」ですね。ところが、マリンタクトを放りっぱなしで寝たものだからコフレが激怒。「堪忍袋の緒が切れた」「海より広い僕の心もここらが我慢の限界」と、マリンタクトを背負って家出します。まあ当然です。
コフレが愚痴を聞いてもらおうとシプレの下を訪れますが、ここでつぼみとシプレが仲良く庭作業をしている姿を見せつけられ、つぼみは「親しき仲にも礼儀あり、です」とコフレに追い打ちをかける一言を発します。ショックのコフレは再びふらふら。
そこにいつきが通りかかります。いつきはこれから武道の試合だそうで、ポプリも同伴し、応援すると力説し、「いつき」と拙い字で書いてあるはちまきと扇子でいつきの応援をします。ポプリ相手ならいたずらでもなんでもOKされたい放題のいつきは「かわいい！」連発。いつきさん、いいんですか？試合場でポプリ動いちゃって？
で、ポプリといつきの仲良しぶりを目の当たりにさせられたコフレはさらにふらふらせざるを得なくなります。
いつもの植物園に着いたコフレは、なぜかゆりさんがココロポットを眺めてうっとりしているので隠れて様子をうかがいますが、ばれてしまいゆりさんからココロポットやコロンに対する愛情話を聞かされます。
自分だけがパートナーに大事にされていないのではないかとコフレは不安を募らせます。

さて、ここで場面変わってサソリーナとスナッキー一味の部屋。ボスナッキーなる大きめのスナッキーが打倒プリキュアに向け訓練をしたので出撃を！とサソリーナにせがみますが、全く乗り気でないサソリーナ。彼女に、訓練の模様を映像で見せつけて猛アピール。ここで、スナッキーは穴があくと砂が漏れるが、それは砂をつめ直してテープで修復すればすぐ元通りになるというスナッキーの新たな特性まで披露されます。サソリーナいわく「便利な体ねえ」
しかし、サソリーナは出撃命令は出さないので、いらっとしたボスナッキーが大量のスナッキーとともに勝手に出撃します。クモジャキーあたりならきっと理解が得られていただろうにと思うと残念です。

さて、ここまで他のプリキュアのパートナーとの絆の深さを見せられたコフレは思い悩んで公園へ。そこにいたのは幼女るみとはるかの二人！コフレはなぜか無防備に幼女にマリンタクトを渡し、幼女も本物でプリキュアごっこと言うじつに贅沢極まりない遊びを始めます。コフレがえりかを叱っておきながら、コフレも実にずさんな管理体制です。コフレは「あんまりふりまわさないですぅ」と注意し、幼女二人もじゃ、返そうかというときにボスナッキーが、がっちりマリンタクトを奪います。

コフレは取り返そうと躍起になりますが、小さい体ではことごとく跳ね返されスナッキーに囲まれ踏みつぶされる寸前のところまでピンチに陥ります。
ところが、ここでどこでどうやって知ったのか、生身のえりかが猛スピードで突進してきてスナッキーにスライディング。え？生身のえりかにとばされちゃうん？ってぐらいスナッキーは豪快に飛びます。「いくよ！コフレ！」と言うとコフレは一応幼女に「目を瞑るですう！」と言い、えりかはマリンに単独変身します。ここまで来たら見てなくても状況証拠でえりか＝マリンの線は堅いと思いますが、あくまで白を切りたいのでしょう。目を瞑らせて変身です。とはいえ、えりかが大声で「プリキュア！オープンマイハート！」って言っちゃったら、幼女の中ではえりか＝マリン確定・・・？
さあ、マリン無双の始まりかと思いきやいきなりの痴話喧嘩。「それより僕のことどう思ってるでしゅか？」「どうって、そっちこそあたしのことどう思ってるのよ！」みたいな感じ。それどころじゃないってのに。
スナッキー相手にマリンは善戦するも、タフなスナッキー。簡単には倒れません。しかも、二人の目の前で穴のあいたスナッキーがテープで修復されるのを見て、二人は「え？そんなんで治っちゃうの？」ときょとんとします。
しまいにはマリンインパクトでも始末がつかず、間隙をぬってスナッキーはマリンとコフレを固めます。ここでボスナッキーがマリンタクトを振りまわしてマリンに向けてブルーフォルテウェーブ発動か？と期待させますが、当然のことながら技など出ず。「タクトが使えるのはプリキュアだけだよねぇ？」と一笑。さあマリン反撃開始か、と思ったがここで幼女を人質に取るボスナッキー。悪の一味としては比較的できる方のようです。というか、マリンさんうかつすぎです。「卑怯だよ！」と遠吠えしますが手も足も出ません。こりゃあ詰んだかな？
が、しかし！ここでボスナッキーのお顔に鋭角にかなり食い込む強烈なけりを決めながら「遅れてすみません！」とブロッサム登場。こっからはマリンとコフレの反撃開始。マリンが周囲を固めるスナッキーを吹き飛ばすと、コフレがタクトを取り返しにかかり、ボスナッキーに吹っ飛ばされます。
ここでマリン覚醒。

「あたしのパートナーに何してくれちゃってんのよ！」

ボスナッキーは一気に浄化されスナッキー一味は逃げかえります。

幼女二人は「ありがとう、かっこよかったー！」とお礼を言うので「それほどでもー！」とポーズをとると「ありがとうブロッサム！」でマリンがくねくねしながらいじけます。「あたしじゃないの？」ここで、マリンと幼女二人と、浄化されて驚きの白さのボスナッキーまでが「タクトを大事にしない子は、めっ！」と怒ります。

帰り道、「えりかは僕に何かしてほしいこととか欲しいものとかないですか？」とツン気味に問います。そこで、えりかは「あるよ！部屋の掃除に〜、宿題に〜、欲しいものは〜・・・」と矢継ぎ早に無茶な要求をたたきつけます。コフレが呆れてると、えりかが続けます。「・・・とりあえず、コフレが〜そばにいてくれたら、それでいいよっ？」
もう、えりかデレ全開です。えりか分足らないと思ってた大きなお友達諸兄は、この場面、永久保存です。よかったねえ！と終わるかと思ったら・・・

「いや〜どっかに隠れてるんじゃないかって探しちゃった！片付けるの手つだって！」とさっき以上に荒れた部屋で苦笑いするえりかと呆れるコフレなのでした。