子育て

いまさらですが・・・。
子供を叱る若い母親に言いたい、「お母さん、それは無理です」  JBpress(日本ビジネスプレス)
まあ、筆者の言わんとすることはわかる部分もあるんですが、限定的な場面での一意解を持ち出して一般解のように仕立て上げて他人の子育てには干渉するべきではないと思うのです。
別の記事でのブクマでも書いたんですが、世間の親は自分が正しいことをしている、なんて実はこれっぽっちも思っていなくて、常にtry and errorです。自分は正しいことができているんだろうかとびくびくしながら、そして、時に子供を怒鳴りつけては自己嫌悪に陥りながら反省するのです。そうしながら、自分の子供にはどういう物言いが一番いいのかという「最適解」を探っているんです。
なのに、さも、「正しい叱り方」のような「一般解かつ一意解」が存在するような言い方をされると、みんなへこむんですよ。「なんでそれが私にはできないのかなあ・・・」って。
それは、筆者の述べた

女性たちを「やって当たり前」の状況から解放しなければならない。

の言にも矛盾します。

もう一度言います。子育ては試行錯誤を繰り返し、その子と親の間で「最適解」を探る作業です。絶対的一意解や一般解など存在しません。
自分はちゃんと解答できたよ!という自信のある人も、他人が最適解が見つけている間、自分の答案を「ほらほら、これが正しいよ!」と見せるようなことをせず、そっと見守る余裕を持ってもいいと思います。