悪意の矛先

『流産させる会』について勝谷誠彦氏「どこの学校にも多少ある。わざわざ騒ぎたてるほどのことでない」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1241408.html

「流産させる会」というネーミングをつけなければ、どこの学校でも多少ある。わざわざ騒ぎたてるほどのことでない

とあるように、勝谷氏の実際の発言はスレタイよりはもう少し限定的な言い分ですが。

たとえこれが仮にどこでも行われていたことだとしても、それが発覚してそれが悪いことであるならば、建前としてでも「悪い」と大人が言わなければいけないんじゃないかと。どこにでもあるありふれた「教師いじめ」みたいなものだとしても、それが、悪であるならば、コメンテーターは悪として対応すべきものだろうと僕は望みます。
どんな理由があろうと(今回は席替えあたりがその原因らしいですがね)、少なくとも、コメンテータは最低限、「悪い」ものを「悪い」と言ってほしいです。本当の教育ってそういうことでしょう?
特に今回は悪意の矛先が本人だけではなくその胎児にまで向いているのは正直どうかと思います。もし、その根底にあるものが軽い気持ちであるならば、なおさらそれは「悪い」ということをしっかり植えつけなくてはいけないと思います。心底の悪意があるとするならば、それはもう矯正不能のレベルかもしれませんが。
あと、個人的には三船美佳は好きじゃないけれど、彼女の言い分がコメンテータとしては正解だし、そうやって、悪いということをちゃんと植えつけることが重要じゃないですかね?
2chあたりでは一部擁護派が「塩やミョウバンじゃ流産しねーよ!」って言ってるけど、そういう因果関係じゃなく、悪意ある目的を持って何かを混ぜる時点で普通アウトでしょう?そして、何度も言うけど、その矛先が胎児にまで向けられたということは、社会的にもいたずらのレベルじゃないし、妊娠っていうものを軽く見ている証拠でしかないと思うんですがね。

そう、今の社会で妊娠という尋常ならざる状態を「普通」「正常」とみなす風潮が怖いのです。
これは話が変わるのであまり深くは突っ込みませんが、小中学校の段階で妊娠出産が如何に綱渡りでぎりぎりの命を懸けた生殖行動か、ちゃんと教えてないから、妊婦が軽く扱われたりするんです。
命を作る行為がどれだけ重く、つらく、危険か、それをちゃんと教えてください。お願いします。