ユニコーン熱

ユニコーンばっかり聞いてるんですよ。ユニコーンばかり。

今はこれです。
「与える男」
「音楽家と政治家と地球と犬」
「素浪人ファーストアウト」
「すばらしい日々」
あたりは必聴かと。個人的には「与える男」をカラオケでよく歌います。

そう、このアルバム作ってる間に西川幸一がやめちゃって。そのときの心境がこのアルバムに収録の「甘い乳房」につながっているのかな。
バンドとしては空中分解手前の状態でなんとかまとまったアルバムなんですが、ユニコーンファンの中では一番の名盤に上げる人も多いんです。実際、シャンブルが出るまではユニコーン最後の名盤、なんていう言い方もされていたんですよね。
あ、僕はユニコーンで一番の名盤は「服部」だと思っております。

以下マニアックな話になるので畳んでおきます
順列は難しいですが、僕のユニコーン名盤ランキングは次のとおり

  • 1位 服部
    • このアルバムがユニコーンとの出会い。人生は上々だを超える楽曲に出会ったことがないといっても過言ではない。ここからユニコーンの遊び心が加速していくのだから、ひとつのターニングポイントと言っていいだろう。
  • 2位 ヒゲとボイン
    • 世間では「全体的に暗い」とかいろいろ言われているけれど、野外録音や先行エコーなどの実験的要素の詰まった良盤。車も電話もないけれどやヒゲとボインは言うまでもないが、風・風II、開店休業、立秋あたりは必聴。立秋の途中から伴奏のフュージョンのような雰囲気はしびれる。そんな中でも民生は淡々と歌い上げるんだけどね。
  • 3位 ケダモノの嵐
    • 「道路を渡る際には、左右を良く確認の上、慎重に横断して下さい。ひかれる等の事故で変形するおそれがあります。」
  • 4位 スプリングマ
    • 上記のとおりです。空中分解寸前のなかで苦心して生まれ出された曲の数々。
  • 5位 ハヴァナイスデー
    • 表題曲がかなり素敵だった記憶。2時間以内でどこでも行けるぜ。
  • 6位 PANIC ATTACK
    • ユニコーンがまだパンキッシュな容貌で、純粋なロックでやっていたころ。でも、そこはかとなく遊び心が芽生えてくる。ペケペケとかいいよね。あたいがいなけりゃ何にもできやしないあんたはテディベア!
  • 7位 BOOM
    • ユニコーンといえば、Maybe Blueって人も多いですよね。でも、シングルカットされないままでした。個人的にはPink Prisonerとか結構好きです。あーいーさーれーすーぎーてー
  • 8位 踊る亀ヤプシ
    • PTA〜光のネットワーク〜 は当時大流行のTM Networkのモロパクリっぽいテクノを前面の押し出した楽曲で、小室哲哉からクレームが来たり、TMのファンから徹底的に嫌われる原因になったりしましたっけ。全体的にかなり実験的な楽曲が多く、絵本風の歌詞カード+ケースで毛色の変わった内容だったことを記憶しています。

シャンブルは、今回評価しませんでした。だって、シャンブルはユニコーンであってユニコーンではない気がするんです。わかってもらえるかな、この感覚。

あ、あと、上記アルバムには未収録ですが「ブルース」なんかもかなりいい曲ですよね。でも、この曲はカラオケで歌っても盛り上がらない。この曲ををどこで聞いたかで、古いユニコーンファンか新参者かがわかるのです。